【計画】
　先月丹沢に出かけたので、今月の日帰り山行は奥多摩かなぁと考えた。今春の 八丁山山行 が面白かったので、同じようなマイナーな尾根を辿ることにし、再びネットやら山雑誌をあたってみた。結果、石尾根縦走路の途中から日原方向に延びるネズミサス尾根を辿ってみることにした。
　具体的には、東日原からネズミサス尾根に取り付き、カラ沢の頭まで登って石尾根縦走路に合流。縦走路に出てからは東に進んで六ツ石山に登り、ハンノキ尾根を下って境橋に下山、あるいは石尾根をさらに辿って奥多摩駅まで、との計画だ。

【山行記】
　東日原でバスを降りたのは２人。休日としては少ない。天気があまり良くないせいだろうか。

　巳ノ戸橋を渡るとすぐに鷹ノ巣山方向を示す標識。ここで正規の登山道と分かれて左手に進む。

　すぐに沢。橋が壊れているので渡渉。最近雨がちなせいか水量多し。

　杉の植林帯の中に付けられた赤布に従ってトラバース気味に進む。
しばらく進むと赤布が消える。適当に直登すれば尾根に出るはず、と考えて急坂を登り始める。

　１５分ほどで尾根に登り上げる。正面には稲村岩。
ここからは尾根伝いに登っていく。道は無いが、尾根筋は明瞭。ただ、一本調子の急登になる。

　尾根に登り上げてから２０分ほどで平坦地に出る。地図上の739m付近のコルだろう。
このあたりから稲村岩は右手に見えるようになる。

　さらに尾根を辿って登っていく。
高度を稼ぐにつれて稲村岩は後方に。稲村岩の背後には今春辿った 八丁尾根 が見えるようになる。

　しばらく登っていくと、鈴の音が聞こえてくる。先行者がいるようだ。

　９時２０分頃、休憩しているおじさんに追いつく。この人が鈴の音の主。こんな地味な尾根で登山者に出会うとは。

　尾根を登り詰め、ロープを潜ると石尾根縦走路に飛び出した。
このあたりがカラ沢の頭なのだろうか。

　少々休憩して、六ツ石山目指して出発。

　石尾根を快適に進む。ただ、雲が多くなってきた。

　六ツ石山分岐で右折して間もなく六ツ石山山頂。ここは２度目。
この頃になるとガスでホワイトアウト。展望を期待していたのだが。。。

　誰もいない山頂で昼食。
この時期としては気温が高めのため、長袖Tシャツと中厚手ソフトシェルで寒さを感じず。

　六ツ石山からトオノクボに進み、ハンノキ尾根を辿って境橋に下山することも考えていたのだが、天気が冴えないので石尾根を辿って奥多摩駅まで下ってしまうことに。

　六ツ石山から２５分ほどで三ノ木戸林道分岐。
登山道崩壊のため、林道方向はロープで通せんぼされている。

　さらに５０分ほど下ると路傍に石物が鎮座している。
前回 は気がつかなかった。

　さらに４０分ほどで奥多摩駅。
結局、石尾根で出会った登山者は６人程。（内、トレイルランナーが２人）休日としては少なめ？